DynamicsCRM2013(Orion)をVMにインストールするー1

2014/01/04 Kyo1.Inoue

DynamicsCRM2013(Orion)が2013年8月からダウンロードセンターで公開されました。
普段DynamicsCRM2011を使用してお仕事していますが、勉強を兼ね、情報提供していけたらなぁと思います!

インストールに関して、弊社はMSDNを契約していますが、ソフトをお持ちで無い方は評価版でインストールしてください。
(もしご要望があれば評価版インストールを別途切り出します。)

インストール&設定手順としては以下の順におこないたいと思います。
  1. VMware Player6.0のインストール
  2. OS(WindowsServer2012)のインストール
  3. SQLServer2012のインストール
  4. ActiveDirectoryの設定
  5. DynamicsCRM2013のインストール

1. VMware Player6.0のインストール

 VMware Playerは、無料で使用できる仮想マシンです。使用しているOS上で、別のOSを起動できます。VMware Playerは、端末のOSを入れ替えないで済むのでとても便利です。(過去にノートパソコンにWindowsServerを入れて、通信ドライバを探すのに四苦八苦したことがあります・・・そりゃそうだよね。サーバーだもん)
こちらのVMware Playerを使用し、Windows Server 2012 R2をインストールしてサーバーを作ろうと思います。私の端末がWindows7で、VMがWindowsServer2012 R2です。

 ちなみにVMware Playerは重いので、メモリは8GB以上積み、4GB充てるのがオススメです。メモリが4GBしかないとか、32bitOSの方は使えないことは無いので、気長に我慢しましょうw

 1.1. VMダウンロードはこちら:https://my.vmware.com/jp/web/vmware/free#desktop_end_user_computing/vmware_player/4_0

 バージョンはWindowsServer2012をサポートしている6.0以降を選択します。
 VMダウンロード

 1.2. exeをダウンロード後は、システム管理者で実行していない場合、下図のようなUAC(ユーザーアカウント制御)画面が表示される場合があります。「はい」をクリックしてください。
 UAC

 インストールはインストールウィザードに従い、「次へ」「次へ」・・を押下し、「完了」を押下するとインストールされます。
 既にVmware Playerがインストールされている場合は、アンインストールしてからのインストールになります。

2. OS(WindowsServer2012)のインストール

 2.1. インストールしたVMware Playerを起動すると下図の画面が表示されます。
  ・新規仮想マシンの作成 : 新たにOSをインストールし、新規仮想マシンを作成します。
  ・仮想マシンを開く : 既に仮想マシン(vmxファイル)が存在する場合は、こちらから開きます。
  ・Vmware Workstationにアップグレード : Vmware Workstationはシェアウェアになります。
  ・ヘルプ : 日本語のヘルプページに飛んでくれますw

 今回は新規仮想マシンの作成をクリックします。
 VMCreateOS

 2.2. 下図のような新しい仮想マシンウィザードが表示されますので、CDからインストールする方は「インストーラーディスク」を選択し、isoファイルの方は「インストーラディスクイメージファイル」を選択してください。
 次へ(N)>
 OSInstall

2.3. プロダクトキーを入力します。
次へ(N)>
OSInstall-3

 2.4. VMマシン名と保存場所を指定します。
 次へ(N)>
 OSInstall-4

 2.5. 仮想ディスクを単一ファイルとして格納しても、分割しても良いですが、単一ファイルの方が早いらしいです。WindowsServer2008は推奨ディスクサイズが40GBでしたけどね・・時代ですね。
 次へ(N)>
 OSInstall-6

 2.6. 完了を押下します。ちなみにハードウェアの設定は後からでも変更できます。
 OSInstall-5

 2.7. VM Toolsをインストールするか聞かれます。ダウンロードしてインストールしておくと、ファイルのコピペ(Windows7⇔WindowsServer2012)ができるようになる等、便利になります。
 VMToolsInstall-6

 2.8. WindowsServerのインストールオプションを聞かれます。ServerCoreが推奨インストールで、GUIがフルインストールになっており、後から変更できるのですが、通常はGUI使用サーバー(フルインストール)を選択します。
 次へ(N)>
 ※ServerCoreインストールを行ってしまった場合、コマンドプロンプトのみが表示されることになります。
 (1)コマンドプロンプトに、powershell と入力後、Enter
 (2)次を入力し、Enterすることでフルインストールされます。
  Install-WindowsFeature Server-Gui-Mgmt-Infra,Server-Gui-Shell –Restart –Source c:mountdirwindowswinsxs
 OSInstall-7

 2.9. VMでのCtrl+Alt+Delは、Ctrl+Alt+Insertになります。ネットワーク接続設定するか聞かれるので、はいを選択しましょう。しかし、サーバーマネージャ派手になりましたねw またダッシュボードなんてDynamicsっぽい。
 OSInstall-8
 これでWindowsServerのインストールは終了です。

 2.10. ここでVMのメモリを4GBに変更しておきます。VMのPlayer→管理→仮想マシンの設定をクリックします。
 OSInstall-9

 2.11. メモリを4096MBに指定し、OKボタン押下で完了です。
 OSInstall-10
 続きは次回

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